【要確認】シロアリがいる家の特徴7選|自分でできる簡単チェックと対策方法

大切なご自宅をシロアリの被害から守るためには、初期のサインを見逃さずに迅速な対応をすることが何よりも重要です。

この記事では、ご自宅にシロアリがいるかもしれないとご心配な方のために、シロアリがいる家の代表的な7つの特徴、ご自身でできる簡単なチェック方法、そして万が一シロアリの兆候を見つけた場合の具体的な対策と今後の予防策について、分かりやすく解説します。

シロアリ被害を見逃さないための初期サインと早期対応の必要性

シロアリの被害から大切なご自宅を守るためには、初期のサインを見逃さず、迅速に対応することが何よりも重要です。

早期に発見し、正しい対処を行うことで、被害の拡大を防ぎ、結果として修繕にかかる費用を抑えることが可能になります。

この見出しでは、シロアリ被害を放置した場合に起こりうる住宅への深刻なダメージ、早期発見がいかに被害軽減と費用抑制につながるのか、そしてシロアリ発生の具体的なサインを見極めるためのポイントについて、詳しく解説いたします。

放置した場合の住宅への深刻なダメージ

シロアリによる被害を放置すると、建物の目に見えない部分で被害が進行し、住まいの構造に深刻なダメージを与えます。

特に木造住宅の場合、柱や土台といった建物を支える主要な構造部分が食害されると、建物の強度が著しく低下する事態を招きます。

シロアリが家の柱や土台を食べ進めることにより、建物の耐久性や耐震性が大きく損なわれ、地震や台風といった自然災害の際に倒壊する危険性が高まります

実際に被害が広範囲に及んだケースでは、修繕費用として数百万円以上の出費が必要になることも少なくありません。

このように、シロアリの被害を放置することは、住まいの安全性や快適性だけでなく、大切な資産価値にも大きな影響を及ぼすのです。

早期発見がもたらす被害軽減と費用抑制

シロアリの被害は、早期に発見し適切な対処を施すことで、被害の範囲を最小限に抑えられ、結果として修繕にかかる費用も大幅に節約できます

被害がまだ初期の段階であれば、シロアリ駆除にかかる費用も比較的抑えられ、大規模な修繕工事を回避できる可能性が高まります

例えば、被害がごく一部に限られている状態であれば、数十万円程度の駆除作業と小規模な修繕で対応できる場合もありますが、発見が遅れ、被害が家全体にまで拡大してしまうと、数百万円以上の高額な費用が発生することも決して珍しくありません。

大切なご自宅をシロアリの脅威から守り、予期せぬ大きな出費を避けるためにも、日頃からの定期的な点検と、シロアリの初期サインに対する注意深い観察が不可欠であると言えます。

シロアリ発生のサインを見極めるポイント

シロアリの発生を早期に見極めるためには、いくつかの特徴的な「サイン」に気づくことがとても大切です。

これらの兆候は、シロアリがご自宅やその周辺で活動している可能性を示唆しています。

数あるサインの中でも、特に春から初夏(一般的に4月から7月頃)にかけて、室内やお住まいの周りで羽アリを多数見かける場合は、代表的なシロアリ発生の兆候の一つです。

これは、シロアリが新たな巣を作るために一斉に飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる行動で、警戒が必要なサインとなります。

これらのサインを一つでも確認された場合は、ご自身で判断せず、シロアリ駆除の専門家による床下診断など、詳しい調査を検討することをおすすめします。

シロアリがいる家の7つの代表的特徴

ご自宅にシロアリがいるかもしれないと考えると、とても心配になりますよね。

シロアリは目に見えない場所で活動することが多く、気づいた時には被害が進行しているケースも少なくありません。

しかし、シロアリがいる家にはいくつかの共通した特徴が現れることがあります。

これらのサインを見逃さず、早期に発見することが、お住まいを守るために最も重要です

ここでは、シロアリがいるご家庭で見られがちな7つの代表的な特徴について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

これらの特徴に心当たりがないか、ご自宅の状況と照らし合わせながら確認してみてください。

家の中や周辺での羽アリの目撃

特に注意していただきたいのが、家の中やその周辺で羽アリの群れを目撃するケースです。

これは、シロアリが新しい巣を作るために一斉に飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる行動の可能性があります。

主に4月から7月頃の湿気が多い日に、浴室、洗面所、玄関、窓の近くなどで大量の羽アリを見かけた場合は、シロアリの可能性が高いです。

シロアリの羽アリは、4枚の羽がほぼ同じ大きさで取れやすく、胴体に「くびれ」がないのが特徴で、黒アリの羽アリとは見た目が異なります。

一匹や二匹程度であれば他の虫の可能性もありますが、数十匹から数百匹といった規模で見つかった場合は、床下などにシロアリの巣が形成されているサインと考えられます。

建物の基礎や壁に見られる蟻道(ぎどう)の存在

「蟻道(ぎどう)」とは、シロアリが地中から建物へ侵入し、餌場へと移動するために作る土や木くず、排泄物などでできたトンネル状の道のことです。

この蟻道の存在は、シロアリの活動を直接的に示す確かな証拠となります。

建物のコンクリート基礎の表面や束石(つかいし)、床束(ゆかづか)、壁際、時には床下の断熱材などに、不自然に盛り上がった泥の筋のようなものがないか確認してみましょう。

蟻道はシロアリが光や乾燥から身を守るために作るため、これを見つけた場合は内部でシロアリが活動していると考えられます。

蟻道を見つけた場合は、むやみに壊さず、専門業者に調査を依頼することが大切です。

蟻道の状態から被害の範囲や進行度合いを把握できます。

洗面所や浴室の床の変色やフワフワとした感触

洗面所や浴室、キッチンといった水回りは、湿度が高く、シロアリが好む環境になりやすい場所です。

これらの場所の床に異変がないか注意深く観察しましょう。

床材が部分的に黒っぽく変色していたり、特定の部分を踏んだ時に床が沈むような、あるいはフワフワと浮いたような頼りない感触がある場合は、床下でシロアリによる木材の食害が進行している可能性があります。

特に浴室のタイル下の土台や、洗面所の床板などが被害に遭いやすいです。

このような症状は、水漏れや結露による木材の腐朽と併発していることも多く、シロアリにとってはさらに活動しやすい状態です。

早めの点検が求められます。

庭のウッドデッキや木製フェンスの劣化

シロアリの被害は、建物本体だけでなく、お庭にある木製品にも及ぶことがあります

特に地面に接している木材は注意が必要です。

お庭に設置されたウッドデッキの柱や床板、木製のフェンス、杭、枕木などが、以前と比べて簡単に崩れたり、表面がスカスカになっていたり、内部が空洞のようになっていないか確認しましょう。

軽く叩いてみて空洞音がする場合や、ドライバーなどを軽く押し当ててみて簡単に刺さる場合は、シロアリに食べられている可能性があります。

これらの屋外の木製品の被害は、シロアリが敷地内に生息しているサインであり、家屋への侵入リスクも高まっていることを示唆します。

布基礎(ぬのぎそ)構造住宅のシロアリ侵入リスク

お住まいの住宅の基礎構造が「布基礎(ぬのぎそ)」である場合、シロアリの侵入リスクが相対的に高いことをご存知でしょうか。

布基礎は、建物の壁に沿ってコンクリートが連続して打設されている基礎形式です。

布基礎の構造は、床下部分の地面が露出している(土壌がむき出しになっている)箇所が多く、シロアリが地中から建物内部へアクセスしやすい特徴があります。

特に、築年数が15年以上経過している木造住宅で布基礎の場合は、床下の湿度管理と定期的なシロアリ点検がより一層重要になります。

布基礎の住宅にお住まいの場合は、床下の環境を特に注意深くチェックし、シロアリが活動しにくい環境を保つことが大切です。

床下換気口の不足やカビの発生

シロアリは湿った環境を好むため、床下の換気状態が悪く、湿度が高い状態はシロアリにとって絶好の住処となります。

ご自宅の床下の換気について確認してみましょう。

建物の基礎に設けられている床下換気口の数が少ない、または換気口の前に植木鉢や荷物などが置かれて風通しを妨げている場合、床下に湿気がこもりやすくなります。

その結果、床下収納などからカビ臭いにおいがしたり、実際に木材にカビが発生したりしている状況は、シロアリを呼び寄せる大きな原因となります。

床下の風通しを確保し、湿度を適切にコントロールすることは、シロアリ予防の基本です。

換気状態の改善を検討しましょう。

前回のシロアリ予防消毒から5年以上の経過

新築時やリフォーム時、あるいは前回のシロアリ駆除時に行われた予防消毒の薬剤効果は、残念ながら永久に持続するわけではありません

一般的に、シロアリ予防に使われる薬剤の効果持続期間は5年程度と言われています。

そのため、最後にシロアリ対策の薬剤処理をしてから5年以上が経過している場合は、薬剤の効果が薄れ、シロアリが再侵入・再発生するリスクが高まっている状態と言えます。

定期的な予防処理は、シロアリ被害を未然に防ぐための重要な投資です。

施工記録などを確認し、前回の処理からどのくらい経過しているか把握しておきましょう。

自分でできるシロアリ被害の簡単チェック方法

シロアリの被害は、気づかないうちに進行していることが少なくありません。

しかし、ご自身でできる範囲でのチェックを定期的に行うことで、被害の兆候を早期に発見し、迅速な対応につなげることが可能です。

大切な家を守るために、以下のポイントを確認しましょう。

これらのチェックポイントを定期的に確認し、少しでも異変を感じたら専門家への相談を検討してください。

柱や壁を叩いた際の空洞音の確認

空洞音とは、柱や壁の内部がシロアリによって食害され、空洞になっている場合に聞こえる軽い音のことを指します。

特に、浴室や洗面所、玄関の柱、壁の下部など、湿気がこもりやすい場所を重点的に、軽く叩いて音の違いを確認してください。

もし一部分だけ「ポコポコ」と他とは異なる軽い音がした場合は、内部が空洞化している可能性があります。

これはシロアリ被害のサインの一つとなるため、注意深く確認することが重要です。

壁紙のシミや剥がれ、木くずの発見

壁紙に原因不明のシミやヨレ、剥がれが見られる場合、壁の内部でシロアリが活動し、水分や土を運んでいる可能性が考えられます。

また、壁際や柱の根元、窓枠の下などに、木材の粉や砂粒のようなフンが少量でも落ちていないか注意深く観察しましょう。

これらの兆候は、シロアリが近くにいることを示す有力な手がかりとなります。

見逃さないように日頃からチェックする習慣をつけるとよいです。

ドアや窓の開閉不良のチェック

木製のドアやふすま、窓などが、以前と比べてスムーズに開閉しづらくなった場合、シロアリによる木材の歪みや食害が原因かもしれません。

シロアリが柱や敷居、鴨居といった建具の枠材を食害すると、微妙な変形が生じ、建具の動きが悪くなることが多くあります

特に雨が降っていないにも関わらず、急に開閉しにくくなったと感じたら、シロアリの可能性を疑ってみる必要があります。

床下や水回りの湿気とカビの確認

床下や水回りの高い湿度は、シロアリが繁殖しやすい環境を作り出す最大の要因の一つです。

床下収納を開けた際にカビ臭い匂いがしないか、浴室や洗面所、キッチンの床や壁、普段あまり目の届かない場所にカビが発生していないかを定期的に点検します。

シロアリは湿った木材を好むため、換気を十分に行い、湿気をためないように心がけることが、シロアリを寄せ付けないための重要な予防策となります。

シロアリの種類別特徴の把握(ヤマトシロアリとイエシロアリ)

日本国内で住宅に被害をもたらす主なシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種類で、それぞれ生態や好む環境、被害の様相が異なります

ヤマトシロアリは比較的湿った木材を好み、被害箇所そのものが巣となっていることが多いのに対し、イエシロアリは水を運ぶ能力が高く、乾燥した木材へも被害を広げ、地中に大規模な巣(本巣)を作り、そこから広範囲に活動します。

これらのシロアリの種類による特徴を理解しておくことで、もし羽アリを発見した場合などに、どちらのシロアリである可能性が高いかを推測する手がかりとなり、その後の対策を考える上で役立ちます。

シロアリの兆候発見後の対策とシロアリ110番無料シロアリ調査のすすめ

シロアリの兆候を見つけた場合、迅速かつ適切な対応が何よりも重要です。

被害が目に見えない場所で静かに進行していることも多く、放置すると住宅の耐久性に深刻な影響を及ぼし、修繕費用も高額になってしまいます。

ここでは、シロアリのサインに気づいた際に取るべき初期のステップから、専門家による調査の利点、信頼できる業者選びのポイントまでを順を追って解説いたします。

シロアリの兆候を発見した場合の初期対応ステップ

シロアリの兆候とは、羽アリの群飛、壁や基礎に見られる蟻道(ぎどう)、柱を叩いた際の空洞音など、シロアリの活動を示す様々なサインのことです。

これらの兆候を一つでも発見した際は、被害の拡大を防ぐための冷静な初期対応が求められます。

例えば、4月から7月頃に家の中で羽アリを多数見かけた場合、それはシロアリが新たな巣を作るために飛び立つ「群飛」かもしれません。

このとき、市販の殺虫スプレーをむやみに広範囲へ噴射すると、シロアリが薬剤を避けてより奥深くへ逃げ込み、かえって被害箇所を特定しにくくすることがあります。

ご自身で判断に迷う場合や、被害が広範囲に及んでいる可能性がある場合は、すぐに専門の駆除業者へ相談し、適切な指示を受けることが大切です。

風通し改善と湿気対策による予防策

シロアリは湿気が多く薄暗い場所を好むため、家全体の風通しを良くし、床下や壁内部の湿度を低く保つことが、シロアリにとって住みにくい環境を作る上で非常に効果的な予防策となります。

特に床下はシロアリの侵入経路となりやすいため、注意が必要です。

床下の換気口の前に物を置いて塞いでいないか確認し、常に空気がスムーズに流れる状態を保ちましょう。

床下の湿度が年間を通じて60%以下に維持されるのが理想的な状態です。

日頃からこれらの湿気対策を意識し、住まいを乾燥した状態に保つことが、シロアリを寄せ付けないための重要なポイントです。

専門業者による無料調査の重要性

シロアリの被害は、床下や壁の内部、柱の中など、普段の生活では目に触れない場所で進行しているケースがほとんどです。

そのため、シロアリの存在を疑うサインが見られたり、漠然とした不安を感じたりした場合には、専門業者による床下などの無料調査を受けることが不可欠と言えます。

専門家は、専用の機材を使用し、床下の隅々まで詳細に点検します。

例えば、床下の木材の状態、蟻道の有無、湿度の測定、カビの発生状況などを確認し、一般の方では見つけることが難しいシロアリの生息痕跡や被害の初期段階を発見できます。

調査結果は写真や報告書で示されるため、ご自宅の現状を客観的に把握できます。

専門業者による無料調査を活用することで、シロアリ被害の有無や進行度を正確に把握し、その後の適切な対策を冷静に判断するための重要な情報を得られます。

シロアリ110番無料シロアリ調査の特長と利用の流れ

シロアリ対策を考えた際に、どこに相談すれば良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。

「シロアリ110番」は、日本全国のシロアリ駆除業者と提携し、サービスを提供するプラットフォームの一つです。

その大きな特長は、提携しているプロの業者による無料の床下調査を簡単に依頼できる点です。

シロアリ110番の無料調査は、24時間365日受付のコールセンターやウェブサイトの専用フォームから手軽に申し込めます。

最短で当日の調査員派遣が可能な場合もあり、迅速な対応が期待できます。

調査後は、専門のスタッフから床下の状況やシロアリ被害の有無、必要な対策について写真などを用いて分かりやすく説明を受けられ、その場で見積もりも提示されます。

シロアリ110番のようなサービスを利用すれば、信頼できる専門家による診断を手軽に受けられ、ご自宅の状況に合わせた適切な対策を見つける手助けとなります。

信頼できる駆除業者の選び方と費用の目安

シロアリ駆除は、その専門性の高さから、実績と信頼性のある専門業者を選ぶことが最も重要です。

適切な業者を選ばないと、駆除が不十分で再発したり、不要な工事を勧められたり、法外な費用を請求されたりするリスクがあります。

信頼できる業者を選ぶには、いくつかのポイントがあります。

例えば、公益社団法人日本しろあり対策協会に正会員として登録されている業者は、協会が定める薬剤使用基準や施工標準仕様書を遵守している一つの目安です。

また、創業からの年数が長く、地域での施工実績が豊富で、最低でも5年間のアフター保証を提供しているかなどを確認しましょう。

シロアリ駆除の費用は、被害状況、建物の広さや構造、使用する薬剤の種類、工法(バリア工法、ベイト工法など)によって大きく変動します。

一般的な木造住宅における薬剤散布(バリア工法)の場合、費用の目安は以下の通りです。

複数の業者から見積もりを取り、作業内容、使用薬剤、保証内容、そして担当者の対応などを総合的に比較検討し、納得のいく業者を選ぶことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q
羽アリを数匹見かけただけでも、すぐに専門業者に点検を依頼した方がよいですか?
A

家の中で数匹の羽アリを見かけた場合、それがシロアリである可能性も否定できません。

特に4月から7月頃の発生時期には注意が必要です。

シロアリの羽アリは4枚の羽の大きさがほぼ同じで、胴にくびれがないといった特徴で見分けられることがあります。

しかし、正確な判断は難しいため、他の初期症状(蟻道や木材の異常など)がないかをご自身でチェックし、少しでもご心配な点があれば、早めに専門業者に床下などの調査を依頼することをおすすめします。

早期発見が被害を最小限に抑えるための鍵となります。

Q
布基礎の家は、シロアリ対策として特に何をすれば良いのでしょうか?
A

布基礎の木造住宅は、床下の地面が露出している箇所が多いため、シロアリが侵入しやすい特徴があります。

最も重要な対策は、床下の湿気をコントロールすることです。

床下換気口の前に物を置かず風通しを良くする、必要であれば防湿シートを敷設する、床下調湿材を使用するといった湿気対策を検討しましょう。

加えて、5年に一度を目安に専門業者による定期的な点検と予防処理を行うことが、シロアリの被害リスクを減らすために効果的です。

Q
自分でシロアリの初期症状をチェックする際、特に注意すべき「音」はありますか?
A

ご自身でシロアリの兆候をチェックする際に注意したい音は、主に二つあります。

一つ目は、柱や壁、床などを叩いたときに聞こえる「ポコポコ」という軽い空洞音です。

これはシロアリが木材の内部を食べて空洞化させているサインかもしれません。

二つ目は、特に夜間など静かな時に壁や柱の内部から聞こえる「カタカタ」「カサカサ」といった小さな音です。

これはシロアリが木材をかじる音や、警戒音である可能性があります。

これらの音に気づいたら、専門家による詳細な調査を検討することが大切です。

Q
シロアリの被害が進行すると、家の資産価値はどれくらい下がるものですか?
A

シロアリの被害が家の構造材にまで及ぶと、建物の耐久性や耐震性が低下するため、「重大な欠陥」と見なされ、不動産としての資産価値が大幅に下落することが一般的です。

具体的な下落幅は被害の範囲や程度、修繕の可否によって異なりますが、数十万円から数百万円単位での影響が出るケースも考えられます。

また、シロアリ被害による修繕費用は基本的に火災保険の対象外となるため、被害の早期発見と迅速な駆除対策が住宅の資産価値を維持するためにも非常に重要です。

Q
賃貸住宅でシロアリの兆候を見つけたら、自分で駆除業者を手配するべきでしょうか?
A

賃貸住宅でシロアリのサイン(羽アリの大量発生、蟻道、木材の食害など)を発見した場合は、ご自身で駆除業者を手配する前に、まず物件の管理会社や大家さんに速やかに連絡し、状況を伝えることが最も大切です。

建物の維持管理や修繕の責任は基本的に貸主側にあり、シロアリ駆除の費用負担についても契約内容によって定められていることが一般的です。

勝手に対処してしまうと、後で費用負担に関するトラブルが生じる可能性があるので注意しましょう。

Q
シロアリの発生時期は春から夏が多いと聞きますが、それ以外の季節は安心しても大丈夫ですか?
A

確かに羽アリの群飛は、ヤマトシロアリであれば4月から5月、イエシロアリであれば6月から7月頃と、特定の時期に集中します。

しかし、これは繁殖のための行動であり、シロアリ本体の活動は一年中です。

特に暖房設備のある家屋の床下や、日当たりの良い場所など、冬でも比較的暖かい環境ではシロアリは活動を続けます。

そのため、羽アリを見ない季節であっても、湿気を好むシロアリにとって快適な環境を作らないよう、年間を通じて換気や湿気対策を怠らないことが重要です。

定期的な点検と予防も、季節を問わず検討することをおすすめします。

まとめ

この記事では、ご自宅にシロアリがいるかもしれないと心配されている方に向けて、シロアリがいる家の代表的な特徴や、ご自身でできる簡単なチェック方法、そして具体的な対策と予防策について解説いたしました。

特に、家の中やその周辺で羽アリを多数見かけることは、シロアリの存在を示す重要なサインの一つです。

この記事で紹介した特徴やチェック方法を参考にして、ご自宅の状態を一度確認してみてください。

もし何か気になる点があれば、被害が拡大する前に早めに専門家へ相談することをおすすめいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました